企業価値評価 (バリュエーション)
特定の時点における企業の経済的な価値を、専門的な手法を用いて金額で算定すること。英語の「Valuation」がそのまま使われることも多いです。
M&Aにおいては、買収価格を決定するための最も重要な基礎情報となります。バリュエーションの手法は、大きく分けて「インカム・アプローチ」「マーケット・アプローチ」「コスト・アプローチ」の3種類があり、それぞれにDCF法、類似会社比較法、時価純資産法といった具体的な算定方法が存在します。実際には、どれか一つの手法だけでなく、複数の手法を組み合わせて多角的に評価し、最終的な価値のレンジ（範囲）を導き出すのが一般的です。
企業の客観的な価値を測るための、M&Aにおける羅針盤とも言えるプロセスです。
