EV/EBITDA倍率
マルチプル法で用いられる代表的な指標の一つ。
企業価値(EV)が、税金や減価償却費などを差し引く前の利益であるEBITDAの何倍かを示すものです。簡易的な買収倍率とも言え、「その会社を買収した場合、何年分の事業利益で買収資金を回収できるか」という目安を示します。
国による税率の違いや、減価償却方法の違いといった会計基準の影響を排除できるため、国際的な企業比較や、設備投資額が異なる企業間の比較においても有用な指標とされています。業界によって標準的な倍率が異なり、成長性の高い業界では高くなる傾向があります。