補償 (インデムニティ)
M&A契約において、表明保証違反や誓約条項違反など、契約上の義務違反によって相手方に損害が生じた場合に、その損害を金銭的に補填することを約束する条項。「Indemnity」の英語がそのまま使われることもあります。
例えば、売り手の表明保証違反(例:未開示の簿外債務の発覚)によって買い手が損害を被った場合、この補償条項に基づいて、売り手は買い手にその損害額を支払います。補償の範囲、上限額、請求できる期間などを契約で詳細に定めるのが一般的です。
表明保証と並び、M&Aにおけるリスク分担の根幹をなす重要な規定です。