流動性ディスカウント
非上場企業の株式を評価する際に、その株式が証券取引所で自由に売買できる上場株式に比べて、換金性(流動性)が低いことを考慮して、評価額を割り引くこと。「非流動性ディスカウント」とも呼ばれます。
非上場株式は、売却したいと思ってもすぐに買い手を見つけるのが難しく、換金するまでに時間や手間がかかります。この市場での売買のしにくさというデメリットを、価値の割引として反映させるものです。割引率は、企業の状況によって異なりますが、一般的には20%〜30%程度とされることが多いです。
類似会社比較法などで算出された価値から、このディスカウントを適用して最終的な株式価値を算定します。