ターミナルバリュー
DCF法で企業価値を算出する際に、事業計画で詳細な予測を立てた期間(通常5〜10年)よりも後の、将来にわたって企業が永続的に生み出すと想定されるキャッシュフローの現在価値の合計。「永続価値」や「残存価値」とも呼ばれます。
詳細な予測期間以降、企業が一定の成長率で安定して成長するという仮定(永久成長率法など)のもとに計算されます。DCF法で算出される企業価値のうち、このターミナルバリューが大部分を占めることも少なくありません。そのため、その算定の前提となる成長率や割引率の設定が、企業価値評価全体に大きな影響を与えます。